下痢 腹痛 の原因 エルシニア属菌 - 下痢の原因となる細菌・ウイルス

下痢のほかに、発熱・悪寒・激しい腹痛・嘔吐・便に血液や粘液が混じっているなどの症状がみられたら、細菌やウイルスの感染が考えられます。

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下痢 腹痛 の原因 エルシニア属菌

エルシニア属菌 は、グラム陰性の桿菌で現在11菌種が分類されています。ヒトに対して病原性を示すのはYersinia pestis 、Yersinia pseudotuberculosis およびYersinia enterocolitica です。一般に エルシニア 感染症といえば、下痢 腹痛 などの 食中毒 様症状を主徴とするY.enterocolitica とY.pseudotuberculosis による感染症をいいます。
Y.enterocolitica とY.pseudotuberculosis の感染サイクルは自然界ではほぼ同様であると考えられています。野生動物における感染あるいは発症は、健康保菌獣の糞便とともに排出された菌が感染源となり、汚染された飼料を感受性動物が摂取した場合に感染・発症が自然に繰り返されます。

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ノロウイルスによる嘔吐・下痢などの急性胃腸炎症状と対策

ノロウイルス(Norovirus)は、2002年までは、電子顕微鏡で観察される形態学的分類でSRSV(小型球形ウイルス)、あるいはノーウォーク様ウイルス“Norwalk-like viruses”という属名で呼ばれてきたウイルスです。現在では、国際ウイルス命名委員会によってノロウイルスという正式名称が決定され、世界で統一されて用いられるようになりました。

ノロウイルスはヒトに対して嘔吐、下痢などの急性胃腸炎症状を起こすしますが、その多くは数日の経過で自然に回復します。季節的には秋口から春先に発症者が多くなる、冬型の胃腸炎、食中毒の原因ウイルスとして知られています。
ヒトへの感染経路は、主に経口感染(食品、糞口)です。感染者の糞便・吐物およびこれらに直接または間接的に汚染された物品類、そして食中毒としての食品類(汚染されたカキあるいはその他の二枚貝類の生、あるいは加熱不十分な調理での喫食、感染者によって汚染された食品の喫食、その他)が感染源の代表的なものとしてあげられます。ヒトからヒトへの感染として、ノロウイルスが飛沫感染、あるいは比較的狭い空間などでの空気感染によって感染拡大したとの報告もあります。この場合の空気感染とは、吐物や下痢便の処理が適切に行なわれなかったために残存したウイルスを含む小粒子が、掃除などの物理的刺激により空気中に舞い上がり、それを吸入し、経食道的に嚥下して消化管へ至ることです。

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コレラ菌:米のとぎ汁様下痢便

コレラは代表的な経口感染症の1 つで、コレラ菌(Vibrio choleraeO1およびO139のうちコレラ毒素産生性の菌)で汚染された水や食物を摂取することによって感染します。経口摂取後、胃の酸性環境で死滅しなかった菌が、小腸下部に達し、定着・増殖し、感染局所で菌が産生したコレラ毒素が細胞内に侵入して病態を引き起こします。
わが国におけるコレラは、最近はほとんどが熱帯・亜熱帯のコレラ流行地域への旅行者の現地での感染による、輸入感染症として発見されます。国内での感染例の報告もありますがが、輸入魚介類などの汚染が原因であろうと推定されていて、二次感染例と思われる例はほとんどありません。

・臨床症状
通常1日以内の潜伏期の後、下痢を主症状として発症します。一般に軽症の場合には軟便の場合が多く、下痢が起こっても回数が1日数回程度で、下痢便の量も1日1リットル以下です。しかし重症の場合には、腹部の不快感と不安感に続いて、突然下痢と嘔吐が始まり、ショックに陥ります。下痢便の性状は“米のとぎ汁様(rice water stool)”と形容され、白色ないし灰白色の水様便で、多少の粘液が混じり、特有の甘くて生臭い臭いがあります。下痢便の量は1日10リットルないし数十リットルに及ぶことがあり、病期中の下痢便の総量が体重の2倍になることも珍しくありません。

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下痢の原因となる細菌・ウイルス のアイテム
黄色ブドウ球菌のエンテロトキシンによる毒素型食中毒
ブドウ球菌食中毒は、黄色ブドウ球菌が食品中で増殖する時に産生するエンテロトキシンを、食品と共に摂取することによって起こる毒素型食中毒です。
下痢の原因:腸チフス、パラチフス
チフス菌、パラチフスA 菌はグラム陰性桿菌で、ヒトにのみ感染。ヒトの糞便で汚染された食物や水が疾患を媒介します。感染源がヒトに限られているため、衛生水準の向上とともに減少しています。
カンピロバクター感染症
カンピロバクター感染症は胃腸炎症状を主たる臨床像とし、食中毒起因菌に指定されて以来、食中毒事例数においてサルモネラ、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌に次ぐ発生頻度を示しています。
下痢の原因・下痢原性大腸菌感染症
下痢原性大腸菌は腸管病原性大腸菌・腸管侵入性大腸菌・毒素原性大腸菌・腸管凝集性大腸菌・腸管出血性大腸菌の5種類に分類されます。
下痢の原因・ウエルシュ菌感染症
エンテロトキシン産生性ウエルシュ菌(下痢原性ウエルシュ菌)が大量に増殖した食品を喫食することにより、本菌が腸管内で増殖して、芽胞を形成する際に産生・放出するエンテロトキシンにより発症する感染型食中毒です。
下痢の原因・ボツリヌス菌
ボツリヌス菌食中毒の原因となりやすい食品は通常、酸素のない状態になっている食品で、缶詰、ビン詰、自家製のいずしなどの保存食品があります。
下痢の原因・腸炎ビブリオ感染症
真水や高温などに弱い菌であるため、生魚を真水でよく洗浄することや、十分に加熱調理することでも感染を予防することが出来ます。
下痢の原因 サルモネラ 感染症
サルモネラの予防は原因食品、特に食肉(牛・豚・鶏)および鶏卵の低温保存管理、食肉や卵は十分過熱することや、調理後は早めに食べるなどの汚染防止が基本です。
下痢便の形状と原因となる細菌・ウイルス
下痢のほかに、発熱・悪寒・激しい腹痛・嘔吐・便に血液や粘液が混じっているなどの症状がみられたら、以下のような細菌やウイルスの感染が考えられます。早めに医療機関を受診しましょう。

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