便の観察で疾患・病態が予測できる? - 便について

正常な便とは、下痢・便秘の便、排便のメカニズムについて説明しています。

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便の観察で疾患・病態が予測できる?

便は消化吸収できなかった食物残渣や消化管の細胞・腸内細菌などで構成されていて、消化・吸収・腸の蠕動運動により、様々な形状を示します。
色はステルコビリンで黄褐色を呈しますが、疾患によって白色や黒色となります。また血液や粘液が混入するため性状を観察することは重要です。
便の異常所見は血便と下痢・水様便に分けることができます。

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下痢(げり)のメカニズム

便の水分が異常に増え、液状またはそれに近い状態を下痢便、通常より少し軟らかい状態を軟便といいます。下痢便や軟便を繰り返し、腹部不快感や腹痛を伴う状態を下痢もしくは下痢症といいます。

正常な腸ではぜん動運動により、腸の内容物を肛門側に送ります。内容物が腸を通過する際に、内容物に含まれる水分が体内に吸収され適度な水分を含む便になります。
この時、何らかの原因でこのぜん動運動が異常に活発になった時や水分量の調節機能に障害が起きた時に便中の水分が増加して、下痢便や軟便が起こります。

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排便のメカニズム(便ができるまで)

口で噛み砕かれた食物は、食道を通って胃に運ばれます。胃では、消化酵素により食物は粥状〜液状になり、十二指腸を経て小腸へ送られます。小腸では、栄養素や水分が吸収されます。大腸では小腸で吸収されずに残ったものから水分が吸収され、食物のカスが半粥状〜固形状になり便の形に近づいていきます。また、腸内細菌の働きで栄養分の再吸収も行われます。
食物が胃に入ると、胃は大腸にシグナルを送ります。すると大腸は反射的に、便を大腸に送り出す「ぜん動運動」をスタートさせます。これを「胃・大腸反射」といいます。また、便が結腸から直腸へ流れ始めると、骨盤神経から大脳へ「便が到着した」というシグナルが送られ便意がおこります。このシグナルは直腸上部にも送られ、ぜん動運動をスタートさせます。これを「直腸・結腸反応」といいます。

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