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腸内細菌は、腸の内部に生息している細菌のことです。ヒトの腸内には一人当たり100種類以上、100兆個以上の腸内細菌が生息しており、糞便のうち、約半分が腸内細菌またはその死骸であると言われています。腸内細菌は、食物繊維を構成する難分解性多糖類を短鎖脂肪酸に転換して宿主にエネルギー源を供給したり、外部から侵入した病原細菌が腸内で増殖するのを防止する感染防御の役割を果たすなど、恒常性維持に役立っています。しかし、腸管以外の場所に感染した場合や、抗生物質の使用によって腸内細菌叢のバランスが崩れた場合には感染症や下痢症など病気の原因にもなります。
ビフィズス菌や乳酸菌は、そのまま飲んでも多くは生きて腸までたどりつきません。胃を通る時に胃酸の強い酸性で死んでしまうからです。通常のカプセルは胃酸で溶けてしまいますが、胃酸でも溶けないカプセルがあればビフィズス菌や乳酸菌を生きたまま腸にまで届けることができます。それをはじめて実現したのが森下仁丹です。
ビフィズス菌と乳酸菌をカプセルに詰めた健康食品「ビフィーナ」は93年の発売以来リニューアルを重ねるロングセラー商品です。カプセルといっても直径2mmの球形の粒で、中には数千万個の菌が入っているのだとか。
このカプセルは菌以外にも、ほとんど何でも詰めることができ、食品以外にも様々な用途に応用できる点が評価され、08年8月に日本生物工学会の工業技術賞を受賞しています。
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