便秘が続くとどうなる?便秘の症状と体への影響

便秘が続くと腸内に有害物質が発生し、悪玉菌が増加して様々な症状を引き起こします。便秘が重大な病気を招くことも・・・

便秘が続くとどうなる?便秘の症状と体への影響

便秘が続くと腸内に有害物質が発生し、悪玉菌が増加して様々な症状を引き起こします。腹部の張りや食欲不振、吐き気などお腹の症状から、吹き出ものやニキビなどお肌の症状、さらには頭痛や腰痛、痔、イライラなど精神的症状も出ることがあります。

便が腸内に長くとどまると・・
1)腸内に悪玉菌が増える
2)骨盤内の血行が悪くなり、全身的に血行が悪くなる
3)自律神経の働きが乱れる
その結果、次のような症状がでてきます。

・肌荒れ・ふきでもの
スキンケアに気をつけているのに肌の調子が今ひとつ・・こんな人は、便秘が続いていることが多いものです。

・だるさや疲労感
腸の状態が悪いと、体がだるく疲れやすくなります。そのため動くのがおっくうになって、運動不足になり便秘がますます悪化し悪循環に・・。

・イライラや不快感
心の元気と腸の健康には深い関係があり、便秘が続くと精神的に不安定になりやすく、「出ない」というストレスで、よけいに便秘がひどくなる場合もあります。

・腹痛、お腹のはり、食欲低下
お腹がパンパンでおならが臭い・・これは便やガスがたまっている証拠です。便秘では胃の働きも悪くなって、食欲も低下しがちです。

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便秘のメカニズム・腸のぜん動運動と便秘の種類

便は大腸で作られます。週に3回以上、すっきり排便できて、便が軟らかいバナナ状なら、大腸が健康な証拠。逆に毎日排便があっても、量が少なかったり、便が硬かったり、残便感があってすっきりしないといった場合は便秘といえます。こうした症状はなぜおこるのでしょうか。
・健康な大腸の動き
大腸の長さは、約1.5メートル。食道、胃、小腸に続いて、消化の最終の働きを担当しています。食物の残りかすは、はじめはどろどろの状態ですが、大腸を通り抜けるうちに水分が吸収されて固まり、便として排泄されます。健康な大腸は、腸内で「ぜん動運動」といってギュッと強く縮んでは緩む動きを繰り返すことで、便をスムーズに送り出していきます。
・小腸の動き
食事から摂った栄養素のほとんどを消化・吸収しているのが小腸です。食べたものは食道と胃を経て3〜4時間ほどで小腸を通過し、大腸に送り込まれます。
腸のぜん動運動

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便秘とは

便秘とは、便が大腸内に長時間とどまり、排便がスムーズに行われない状態で、便の量が少ない、残便感がある、などの状態をいいます。
健康な人(便秘でない人)は、通常1日から1日半に1回排便がありますが、人によって2〜3日に1回、逆に1日に2〜3回という場合もあります。日本内科学会の定義では「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」となっています。

便の量や回数には個人差があり、毎日便通がなくても苦痛や残便感、腹部の張りがなければ便秘ではありません。
一方、毎日便通があっても苦痛や残便感がある場合は、便秘とされます。

便秘はその原因から次の2種類に分類されます。
・器質性便秘:腸に障害がおきていて腸管が狭くなっている場合
・機能性便秘:腸管の機能低下、または機能異常による場合(食事性便秘、直腸性便秘、痙攣性便秘、弛緩性便秘)

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